Start-up After Maturer 熟年世代の起業とは何か?
Matureの強み
■Matureの強み
「起業?会社を作ることだけなら簡単。
でもうまく行くのは難しい、無理なんじゃない?」
いう声が聞こえてきそうです。
そう思うのは当然です。
記憶力も頭の回転も、体力も、恐れを知らない意欲、気力も、周囲からの期待も、
若い世代と直接競うのならば、とてもかないません。
しかし、熟年世代は、ビジネスで若者に負けない能力、長所がたくさんあります。
熟年の仕事に生かせる強みをご紹介します。
60歳といった節目を迎えている、あるいは迎えつつある、またははるか前からでも
準備しておきたい方に、なぜ熟年起業が有利かを説明したいと思います。
まず、熟年世代の、若者より優れた点を8つに分けて列挙します。
1 仕事の経験が豊富
仕事の経験が豊富ということは、ビジネスアイディアが豊富、成功体験も豊富ということです。
それ自体が最も長所でしょう。
さらに、失敗体験も豊富であることもポイントです。
ベンチャーの本場である米国においては、何と、失敗経験が多ければ多いほど 起業家は評価されます。
普通、成功というものは、多くの失敗を繰り返さないと、達成されません。
多くの失敗経験は、もう繰り返さないので成功する確率が高くなるということなのですが
その失敗を人に伝え、教えることができるのもメリットになります。
この点、若者よりも、 熟年の方がはるかに有利です。
2 知識が豊富
仕事の専門知識はもちろん、若者よりも、読書量がはるかに多い確率が高いです。
知識自体が、仕事の大きな武器にであり、創造性の源です。
熟年世代は、社会の歴史を知ってます。
物事の成長と成立過程を知っています。
たとえば、スマホしか知らない世代と、公衆電話、黒電話、携帯電話、パソコンが
進歩してきた過程を見てきた世代とでは、知識から得られる創造性が大きく違います。
3 特定の趣味の経験、知識豊富
仕事ではない、特定の趣味を長年積み重ねてきた結果
いつの間にか、仕事にできるスキルになっている事があります。
若者より、そういうスキルを保持している確率は高いです。
4 ヒューマンネットワークが豊富
熟年は若者と比べて、多くの先輩、同僚、後輩、友人がいるはずです。
また、人生の師に出会っている確率が高いのです。
メンターと呼ばれる師をもっていることは大きな財産です。
メンターからは、困った時や、その必要に応じていろいろなアドバイスを受け取ることができます。
この点、若者よりも、 熟年の方が有利です。
5 人間関係の経験豊富
多くのタイプの人間を知り、多くのいさかいを経験し
相手に応じた人間同士の円滑なコミュニケーション能力が、若者よりはるかに洗練されてます。
6 信用がある
シニアに差し掛かるころには、誰でも有形無形の信用を得ています。
一般的に、熟年が若者よりも信用があること明らかです。
7 お金がある
もし、会社員として熟年または、定年まで働いていれば、これまで貯めてきたお金や
退職金などで、手元には少なくないお金もあるでしょう。
日本の家計が有する1500兆円の金融資産の多くを高齢者が所有してます。
起業にあたっては、元手が必要となります。
若者なら調達に苦労するかもしれない事業資金は、若者より容易に用意できるでしょう。
8 ライフワークを見つけやすい
上記の夢実現に関連しますが、60歳前後という時期は、
若い世代にはない、仕事への動機づけの条件が整う時期なのです。
寿命を考える時期にきた
→ しかしまだ仕事は十分にできる
将来に向けて勉強と経験を踏む時期は終了した
→ 人生キャリアの集大成の時期
夢実現
ライフワーク作り
天命と確信できる天職
60年前後の人生を生きてきて、実現できなかったことがある。
「やればできたかもしれないのに、残念だ」。
サラリーマンなら諦めざるおえない、果たせなかった夢があれば、起業に当たっては力になります。
果たせなかった思いを遂げることに残りの人生をかける。
その自己実現へのシニア起業家の思いのパワーは、若者はとてもかないません。
年を経るほど、ライフワークは見つけやすいのです。
ライフワークは全力で取り組めます。
天職と確信できたら、それはその仕事が自分自身です。
売れそうとか、ニーズがありそうなことを発見するのは大事です.
しかし、情熱がなければダメです。
ライフワークへの転職は、情熱を持って取り組めます。
若い人は、やりたいことが見つけにくいので、とりあえず売れるものを売るのですが
その分ライバルが極端に多い。
また、その人がいなくても、必ず誰かがやる領域です。
その人ならでは、その人にしかできない仕事ではないので、
成功しても充実感は、稼いだ金額だけです。
不安がない「老後」の生活安定を計りながら、オンリーワンの存在として、
社会に還元し、子孫に誇りを持って伝えられる、尊敬される人生を作る。
それが可能な、素晴らしい時期です。
いかがでしょう。これならば、若者に対抗してビジネスができると思いませんか?
Start-up After Mature
■Start-up After Mature
それでは、若い人たちの起業タイプと「Start-up After Mature」とでは、どう違うのでしょうか。
では、起業のタイプを、年代別に三つに分けて整理してみます。
A. 学生~30歳代前半までの起業
高校、大学で学んだ学問、技術、また流行を追う業種で起業します。
士業(弁護士、会計士、司法書士、行政書士、弁理士等)
プログラム、IT開発系(アプリ、ポータルサイト、プロバイダー)
学習塾、YouTuber、デザイナー、ファッション、芸能、プロスポーツ
イベントプロデュース
ネットビジネス全般(アフェリエイト、ネット販売、YouTube)
B. 30歳代後半~の起業
就職していた会社の業種、業界、人脈の経験を生かして、独立、起業します。
飲食店 小売販売 仲介販売(商社、不動産等)
カルチャースクール サロン
ネットビジネス全般(アフェリエイト、ネット販売、YouTube)
C. 熟年の起業
人生経験(専門知識、趣味)を複合させて起業
コンテンツ情報ビジネス
ネットビジネス全般(アフェリエイト、ネット販売、YouTube)
もちろん、A.Bの要素を加味するのは可能です。
若い世代の起業に求められるのは、圧倒的な積極的パワーと、行動力、
スピード、人脈、流行への感度の高さ、そして専門技術と知識を駆使できる頭脳です。
金融機関もそれの爆発力に期待するので、場合によっては大きな資金を調達できます。
なので、実現できる事業のスケールは大きいですが、その達成のため、
寝ないで働く体力と、失敗してもやり直せる豊かな時間が必要です。
そういった分野で、熟年世代が太刀打ちするのは、とても難しいでしょう。
でも、熟年は、長く生きてきた分、先に述べました通り、
確実に若い世代より優れた要素が豊富にあります。
女性にしかできない仕事があると同じです。
熟年世代だからこそできる仕事というものがあるのです。
起業はリスクの少ないスモールで
■起業はリスクの少ないスモールで
これから、人生は60歳からが勝負になります。
それまでの会社人生をやり直すことができるのです。
キャリアに大きな実績がある人は、それを桁違いに発展させることができるし
仮に社会的地位がない人でも、見事な敗者復活戦が実現できます。
意欲があれば、起業を60歳まで待つ必要はまったくないし
慎重な方は、それまでを準備に当てれば良いのです。
大事な準備期間とも言えます。
基本的には、どんなに小さくてもマネタイズの経験をする、複業、副業です。
意欲がない、40代の方でも、会社が許可しているのであれば、
無理してでも、副業にチャレンジして欲しいです。
必ず役に立ちます。
そこで、熟年起業をする場合、どのような規模で展開するかです。
大企業に在籍され、それ相応の最新技術と人脈があり、
多額の銀行融資が受けられる方は、本格ベンチャービジネスとして展開できるでしょう。
顧客を引き継げる幸運な方もいるでしょう。
それは、若い世代の企業と真っ向勝負できるものであり
そんなスタートアップができる方は、本当に素晴らしいです。
しかし、本講での熟年起業は、そのようなビッグビジネスは例外と捉え
リスクの少ないスモール・ビジネスを対象とします。
事業資金は、老後資金でもあり、余程の技術力、競争力がない限り、
全てを失うような大きなカケは推奨しません。
つまり、ほとんどお金を必要としないビジ ネスを選ぶということです。
「起業」イコール、冒険、リスクがあるという連想は、退職により、
一度収入が滞ることに加え、大量の事業資金がかかるというイメージにあります。
何せ、人生は長いので、生活費を多く残しておかなくてはいけません。
オフィスを借りる、店舗工事する、商品を仕入れる、人を雇う、、
銀行に交渉したり、家族、親戚、友人からかき集めたり、、
失敗したら、すべて借金。
これでは、大部分の人は引いてしまうのは当然です。
でも、これはあくまで昔のイメージです。
現在はWebネットワークの飛躍的な充実により、すべてひとりで自宅で行うことができ
自分の経験を容易にビジネスに活かせる環境が整ってきました
スモール・ビジネスは基本的に、サービス創出から
開発、マーケティング、告知、集金、納品、会計など
全てWebネットワークを使い、自分で行います。
(項目によっては外注も可能)
なので、長年、大組織で管理職をやっていたエリートの方より
中小企業でいろいろ下積みをしていた方がうまくいく可能性もあるのです。
スモール・ビジネスは、たとえば、会社員時代に蓄積してきたノウハウを生かして
個人事業を始めるのが早道です。
事務所は持たず、社員を雇わず、自宅を仕事場にすれば、
初期投資も月々のコストもとても少ない。
最低限、家族が暮らせるだけのお金さえ稼げれば、十分に続けられるでしょう。
どんなサービスを開発するか?
■どんなサービスを開発するか?
これは、あらゆるビジネスの至上命題です。
ます、スイスの哲学者、カール・ヒルティの言葉を紹介します。
「人は幸福になりたいと思うならば、 なによりもまず正しい仕事を探すがよい。
失敗の生涯はたいてい、その人が全然仕事を持たないか、仕事が少なすぎるか、
あるいは正しい仕事を持たないことに、その根本の原因がある」。
人間の生活の目的が、幸せになることならば「正しい仕事」を探さなければなりません。
「正しい仕事」とはいうまでもなく、「犯罪に手を染めた仕事では幸せになれない」
という意味を含んでいると思いますが、それでけではなく、
自分の「価値観」で、自分にとって「正しい」かチエックします。
例え合法であっても、自分には正しくないと思えば、幸せにはなれないのです。
その正しさは一般化できるものではなく、個人各々が
「この仕事は今の自分にとって正しい仕事なのか」常に振り返って決定するものでしょう。
例えば、多くの人に本当に喜んでもらっているのか?
社会に貢献しているのか?
誰かに迷惑をかけたり、苦しませてないか?
熟年の起業が「やむにやまれぬ」場合もあるでしょう。
所属の会社が倒産した、退職勧奨にあった、
定年になったが、経済的に、定年後も働かなければならない、
しかし大手は雇ってくれない、という状況の下、起業をせざるおえない場合もあります。
生活が困窮し、大きな借金があり、やむに止まれず追い込まれた状態の方は
「儲け優先の起業」でやむおえないことです。
しかし、あくまでそうではない限り、幸福な人生を歩むために
「正しさの振り返り」は必須なことかと思います。
また、起業のリスクを考えると「何をやりたいか」より
「何が売れるか」という発想になってしまいがちです。
これは、年齢に関わらない、起業の基本ともいえますが
これは熟年以降の起業家にとってミスになることが多いです。
もちろん、流行るビジネスや当たる事業が「やりたい」ものならいいです。
大概は、やりたいが売れそうにない
あるいは、売れそうだがだが興味がない、といった感じになり迷います。
しかし、当たろうと当たるまいと、流行ろうと流行るまいと
自分がやりたいビジネスを起こすののが正解です。
熟年になってやりたいことは、同じことを若年でやりたい人より遥かに競争力があるでしょう。
それをどう時流に合わせるか、というのが
「何をするか」に次いで二番目です。
二番目ではありますが、ニーズを得るため必須です。
なぜなら、起業とは起業家の自己の内面の衝動の具体化だからです。
何でもいいから起業するという発想は、起業家にあってはなりません。
やりたいことがハッキリするまで起業は待つべきです。
やりたいことが決まって、初めて、それをどう成功させるか
どう成長させるか、利益を生み出すようにできるか考えるというのが、正しい道筋です。
このアイディアは絶対当たると思っていても
世界中のどこかで、誰かが、すでに始めてしまっているかもしれない。
ならば当たろうと当たるまいと、やりたいことを淡々と始めるのです。
それをどう成功させるかは、激しく変わる時代の潮流を見据えながら、ゆっくり考えればよいでしょう。
それでは、個人がスモールビジネスを開発する場合、必ず問われることはなんでしょうか?
それは「強み」発見です。
USPとMSP
■USPとMSP
「強み」には 二種類があります
一つ目は、ビジネス自体の差別化ができている強みの場合。
USPの開発です。
USPとは、市場の中で、独自のポジショニングと、独自のコンセプトを組み合わせて
オンリーワンの差別化を実現することです。
二つ目は、個人のノウハウ、生き方が他の方と比べて
差別化され個性的であり、それが商品になる場合です。
これはMSPといいます。
Me Selling Proposition.
「私の売れる提案」ということになります。
USPは、ビジネスモデル自体の個性であり、ターゲットやサービスの機能がポイントになります。
しかし、MSPは、「誰が、その人のどんな経験を売るか?」になります。
市場化しやすく、速やかにマネタイズしやすいのはUSPです。
しかし熟年起業の内容を天職とし、また老年期に、エリクソンのモデル
「前の世代の遺産を受け継ぎ、自分の経験で吸収消化し、新たな価値として次世代に継承する」
という生き方を実現して、成功の人生を過ごしたいのならば、MSPを選ぶべきではないでしょうか?
MSPの発見手法は、普通のビジネス開拓で行われる、棚卸し、強み発見を通して行われます。
USPまでは、個人の「適正」「能力」を活かします。
MSPは「経験」「価値観」「生き様」を活かすことになります。
どこで戦うか?Pull into the blue bay
■どこで戦うか?Pull into the blue bay
よく市場は、ブルーオーシャンかレッドオーシャンかといわれます。
しかし、MSPはどちらでもありません。
スモールビジネスですので、大きな海、大洋ではありません。
湾です。しかもライバルのいない湾。
ブルーベイです。
無人の湾に顧客を引き込むのです。
Pull into the blue bay
成功したら、ブルーオーシャンに乗り出してもいいですね。
MSPの展開
■MSPの展開
では、スモールなMSPをどのように市場に表現していけばいいでしょうか?
それは、人にノウハウを教えるか、自分の考え、思いを伝える仕事です。
講師、講演業ということになります。
それは何故でしょうか?
利点を並べます。
1 若い人に負けない
講師業は、専門ノウハウを伝える講義であろうとも、
その人の人生、生き様を加味、表現することが大事になります。
豊かな人生を送ってきた熟年のお話に、普通の若い人はかないません。
ちなみに知識だけを教える大学の講義とはまったく違います。
2 強みだけでなく弱みも売り物になる
一見弱みに感じる、多くの挫折や失敗を乗り越えてきた経験があれば
それが強みに転嫁します。
人が恥をかいた経験は、他人からすれば注目に値いするものです。
「文章を書くことは恥を書くことなり」という格言があります。
これは「恥が描かれた文章は喜んで読まれる」ということです。
3 仕事しながら効果的な学習ができる
記憶力弱まる熟年年代だからこそ、教える、伝える仕事がお勧めです。
学習効果は、以下の順で高まっていきます。
聞く 10%
見る 15%
聞く&見る 20%
話し合う 40%
体験する 80%
教える伝える 90%
つまり、勉強した内容、経験した内容を人に伝える行動をすることによって
90%が自分の骨と肉になるように習得されるのです。
これは、ボケ防止になり、長寿の可能性を高めることはいうまでもありません。
4 経費が少ない
リアルでやっても、宣伝費、会場費、雑費しかかかりません。
ネットでやれば会場費もかかりません。
5 ストック型に水平展開ができる
講習で話す内容は、原稿にしておけば
ブログ、書籍、youtube、Facebook、オンライン講義などに
水平展開ができます。時間以外はかかりません。
これらは、オンライン上のストック型WEBサービスといいます。
書籍は、売れればもちろん素晴らしいビジネスです。
ブログやyoutubeは、内容が良ければ検索上位に表示され、
多くの閲覧数を得ることができれば、アフェリエイト収入、広告収入が期待できます。
また、自分の講習ビジネスの信用力を飛躍的に高める集客ツールともなります。
このように、講師、講演業は熟年にとって魅力的なビジネスです。
一度出しておけば、オンライン上で稼いでくれることも期待できますし、
多くの人に直接喜ばれ、感謝され、記憶される価値となります。
それを世の中に残してみませんか?
内容が感動的であるほど、ご家族、お孫さんにとって誇りとなることであり
もしかしたら、死後も多くの人に喜んでもらえるかもしれません。
もちろん、自分のノウハウや体験を、人に伝える仕事に限ることはありません。
自分の惚れこんだ商品を発見し、どうしてもそれを代理店になって販売して世の中に広めたい、
その商品は自分で作ったものでないにしろ、
その熱い思いは、自分の個性であり生き様でもあります。
まして、自分で作ったものなら尚更でしょう。
その場合、実店舗にこだわらず、ネットショッピングのビジネスとして、
ホームページがあればいいのです。
若い世代にはとてもできない、若い世代がかなわない、
長年の「生き様」をビジネスにすることができるのです。
キャリアの成功を目指そう
■キャリアの成功を目指そう
先に、プロテリアンキャリアをご紹介しましたが
そのキャリアデザインのゴールはキャリアの成功です。
キヤリアの成功とは、自分らしく正しく仕事をしていると、確信できる状態であり
その仕事を通じて、自分が活躍できていると実感でき、幸福感を味わえる状態です。
世の中の一般的な「昇進、出世」「高い年収」とか「難しい資格取得」のことではありません。
そのような職業に出会えるということが、キャリアの成功です。
昇進を重ねて、高い年収を得るようになったら、
周囲から「あの人はキャリアアップした」と称賛されるでしょう。
しかし、それがその人のキャリアの成功であるとは限りません。
仕事をしている時間を幸福な時間として実感することがでるかどうか。
それこそがキャリアの成功です。自分の心の中の問題なのです。
生涯をかけてでも、最後に天職と思えるものにに出会うことができれば、
それはとても幸福なことではないでしょうか。
天職と出会ったとき、「今まで経験してきたことは、全てこのためだったのだ」
と感じることができれば、それは本物です。
自分のすべての過去を肯定してくれる職業、それが「天職」と呼んでもいいものです。
天職を通じて大きな成果をあげることができれば
人生そのものへの肯定と喜びと大いなる幸福を感じることでしょう。
普通に仕事をしていれば、いつかはそのような仕事に偶然に出会えるのかといえば
まったくそうではありません。
最終的に出会えないまま、生涯を終える人のほうが圧倒的に多いでしょう。
出会うには、それなりの内省や行動が必要なのです。
だからこそ、真剣なキャリアデザインが必要なのです。
夢と志
■夢と志
夢は本人が死んだら亡くなるが、志は人に引き継いでもらえるともいいます。
単なるボンヤリとした夢も、熱い情熱を持って実現に打ち込めば、志に変わります。
もし、あなたが、多くの障害者の悩みを解決する夢をもち、
ビジネスの志を立て、断固実現するべく行動したら、
それが完遂できなくても、感動させ、周いに影響を与えます。
「社会に出て夢を語ると敵が増える」ともいいます。
それは取越し嫉妬されるからですが、熟年の最後の夢は嫉妬されにくいのです。
お金を残すのも大事ですが、自分の存在感を残す方がもっと大事です。
子孫の方々へのお金は、使われたら忘れ去られます。
しかし、生き様は、何代にも渡って継承されていくことでしょう。
不安がない「老後」の生活安定を計りながら、オンリーワンの存在として
社会に還元し、子孫に誇りを持って伝えられる人生を作る。
熟年は、それが可能な、素晴らしい時期なのです。
そんなビジネスが成功させるのは、最高の生きがいになります。
世間的な尊敬、信用も得ることができ、
また熟年のそんなビジネス成功は嫉妬されにくいのです。
そんな生き方ができれば、90歳になっても100歳なっても、長く生きすぎたといわれません。
もしかしたら、生活水準は、人生最高になっているかもしれません。
この状態ならば、エリクソンのいう老年期の
「自我の統合」「知恵」が完成され、やすらかに人生の幕を引くことができるでしょう。
人生、残された少ない時間のなかで、どうやって
自分の「人生経験」をビジネスに結びつけていくか?考えてみませんか?
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