目次
「強みビジネス」構築法
■「強みビジネス」構築法
棚卸しや「強み」に関する多くのブログを出してきました。
「強み」は多く見つかりましたでしょうか?
それでは「強み」を具体的なビジネスに展開しましょう。
「強み」を生かしたビジネスを、「強みビジネス」と名付けてみました。
何か言語的に変ですが、意味は伝わりやすいのではないでしょうか。
「弱み」「違い」などは、最後は「強み」に転化しないと
「強みビジネス」にはなりません。
ここで注意ですが、ビジネスということで、資格を「強み」にする場合がありますが、
余程突出した希少な価値ある資格以外は、「強み」とするのは避けてください。
同業と同じなので、差別化にはなりません。
もちろん併記するのはまったく問題ありません。
経験してきたことの整理
■経験してきたことの整理
棚卸しから、仕事でも趣味でもいいので、幼い頃から 現在まで、
あなたが体験してきたことを書き出してみましょう。
清掃活動、企画、経理、営業、介護、ボランティア、司会、、、
書き出したら、今度はそれをできるだけ細分化してみましょう。
例えば、企画といっても、新商品開発、事業開発、マーケティング、
セールスプロモーションなどに細分化できるし、
さらにイベント、CM広告、店舗開発、キャンペーンなどにも細分化できます。
そして挙げた項目を下記に当てはめることができないか考えてみてください。
●ビジネス化できる経験の整理
1 今までに一番時間やお金を使ってきたこと
2 成果や実績をあげてきたこと
3 持つている資格や表彰実績
4 実際にお金を稼いだこと
喜ばれたことの整理
■喜ばれたことの整理
自分の「強み」がわかったら、その中から、誰かに役立てていただけそうなこと、
貢献できそうなことを探します。
まず、人に貢献できるか?
そして、人に感謝されそうか?
人からほめられたり、喜ばれたりしたことは特に大事です。
誰かに、あなたといると楽しい、元気になれる、落ち着くと褒められた経験はありませんか?
何かを手伝ってあげて喜ばれた経験はありませんか?
他者からの評価が最もあなたの強みになります。
わからなければ、「今までやってあげたことで、嬉しかったことは何かある?」と
信頼できる人に聞いてみてください。
人からほめられたり、喜ばれることは、ニーズがあります。
●「あなたが人からほめられたり、喜ばれたりしたこと」を導き出す項目
1 よく人から頼まれたり、誘われたりすることあるか
2 今までに共感されたり、感動されたことはあるか
3 人を笑わせたり、癒したりできることはあるか
本当にやりたいことの再確認
■本当にやりたいことの再確認
何も規制がなければやってみたいことはありませんか?
夢やビジョンです。
それは今の自分には、とてみ無理と思うくらい壮大なスケールです。
お金や時間、人脈、距離、年齢などのハンデは全てないものとします。
夢を書き終えたら、思い切って自分のできるところまでチャレンジを考えます。
イメージできたものは、あきらめさえしなければある程度まで、実現する可能性があるのです。
やってみないと、自分が実現できる範囲が見切れません。
絶対に無理なことには、もともと心が反応しません。
規制がなければやりたいことは、実は最もやりたいことです。
それができれな、毎日、深い喜びとワクワクする充実感で過ごすことができます。
あなたが本当に幸せを感じられるほどの仕事ならば、多分ニーズが高く、
その仕事に携わってみたい人が多くいるのではないでしょうか?
●「規制がなければやってみたいこと」を書き出す項目
1 絶対に失敗しないとしたら何をしたいか?
2 莫大な財産が入ったら何をしたいか?
3 医者に余命半年と宣告されたら何をしたいか?
4 子供時代に戻れるとしたら何をしたいか?
本当にやりたいことのヒントが隠されているはずです。
ビジネスはニーズが必須
■ビジネスはニーズが必須
喜ばれた経験を多く書き出しましたか?
それでは、そのことに、相手の人はお金を払ってくれるでしょうか?
お金を払ってくれるのなら、それはビジネスのニーズになります。
あなたの強みの中から、誰かが感謝してくれそうなこと、そして単に感謝だけでなく、
お金を払ってくれるならば、ビジネスとしての需要があるということです。
どんな仕事で起業すべきかを考えるときに、最も大事なことは、
その「強み」にニーズがあることです。
ニーズあるかどうかは、その「強み」に、お金を出したいと思う人がいるかどうかです。
ニーズのない事では、ビジネスになりません。
ここが、「ただの強み」と、ビジネスに生かせる強みの違いです。
いくら「強み」に自信を持っていて胸を張っても、ニーズがなければダメです。
いくら「好き」でも、ニーズがなければダメです。
・誰かの悩みを解決すること
・誰かが困っていることを解決すること
・誰かの苦痛を除くこと
これらは、その誰かが、最も優先すべきことです。
このような仕事が一番感謝され、、ニーズになり、お金を払ってもらえます。
強みをベネフイッ卜に変える
■強みをベネフイッ卜に変える
自分の「強み」が人に対して貢献できるか?
果たして、ニーズになるか自信がない場合、
ベネフィットを作っていきます。
ベネフイットとは、「強み」で人に与える「利益」のことです。
ネフイットがあればニーズになります。
ベネフイッ卜が強烈であれば、ビジネスで得られる収入が増えます。
ビジネスのベネフイットを作る際には
「誰に」「何を」という2つが具体的に決まっていることが必要です。
「誰に」「何を」という2つの要素が合っていない場合、お金になりません。
そのべネフイットを見て「お金を出してまで欲しい」
となるほど強いものが作れれば、それが成功するビジネスモデルです。
例として、水を売る場合の顧客へのべネフイット提示例です。
顧客が水を買う
↓
だから
↓
顧客に何の利益があるのか?
↓
だから
↓
顧客がどうなれるのか?
このように顧客視点から観てみます。
•値段が安い水なので、家計に助かる
•ミネラル豊富な水だから、健康によい
•軟水でおいしい水なので、飽きがこない
よくない例
•品質がよい水
•売れている水
•〇〇理論を長年かけて研究して完成した水
•天然水です
これらはベネフィットとしてアピールしない例です。
重要なのは、水を買うことによって相手が得られる顧客の利便性や利益であり、
その水を買うことによって顧客がどう変化できるかなのです。
●三つのベネフイッ卜の作り方
①短時間でできる
②簡単にできる
③安全にできる
【作る時のチェツクリス卜】
•顧客のニーズ、ウオンツを「十分満たしている」か?
•「誰に」「何を」がわかりやすいか?
•ベネフィツ卜がわかりやすく断言されているか?
•曖昧な表現になつていないか
•ありきたりになっていないか?
•顧客から見て「インパク卜」があるか?
•顧客から見て意外性があるか?
•「理由、証拠」はあるか?
•ライバルと比べて「違い」がわかるか?
もしチェックリスト全てにチェックがつく状態であれば、
そのべネフィットは素晴らしいものです。
十分なニーズになり得ます。
ただ、まだあくまで仮説でもあります。
ニーズがあるかどうか「やってみる」
■ニーズがあるかどうか「やってみる」
本当に、ニーズがあるかないかを見極めることは難しいことです。
ニーズの有無は、やってみなければわからない面があります。
特に新サービスはそうです。
やってみるとは、商品を本格的に開発することではなく、
早くプロトタイプを作り、早く実験し、早く営業することです。
新しい商品・サービスを思いついたら、早くやってみること、売り込んでみることです。
やってみることで、お客様に接し、お客様の声を直接聞くことができます。
断られ続けて、その理由が重なっていけば、ニーズにどんどん近づいていきます。
断られ続きの初期の営業は、市場調査と割り切りましょう。
やがて、ニーズがあることを見つけ実行すれば、ビジネスになります。
取り組む仕事を考えるとき、ニーズのあることから考えると、仕事は見つかりやすくなります。
起業ビジネス4つの条件
■起業ビジネス4つの条件
長期的にビジネスに取り組む場合の判断は、
そのニーズを確かめただけでは足りないです。
「得意」でないと競合に勝てません。
「好き」でないと続きません。
その仕事は好きですか?
その仕事は面白いですか?
つらい仕事を眠る時間を削ってやっていては嫌になります。
中には身体を壊す人もいます。
好きなことであれば、
多少つらいことがあっても、
続けることができます。
また、ほとんどの仕事には、競合他社がいます。
競合他社との競争になります。
競争に勝つには、相手よりも優れていることが必要です。
強いこと、得意なことであれば、
相手よりも優れたものを提供できます。
そして、情熱が必要です。
起業したてのときは、実績がありません。
実績がないスタート時は、
理念やビジョンで共感を得ることが必要です。
理念やビジョンを熱く語ることができれば、
共感してくれる人が現れます。
そのためには、情熱がなければなりません。
1.好き
2.得意
3.ニーズがある
4.情熱がある
この4つを満たすことが、起業で選ぶべき仕事です。
誰かとやりたいことがないか?
■誰かとやりたいことがないか?
4つをの条件を満たして盤石かといったら、意外に必ずしもそうではないのです。
自分ひとりでやれる確信と、意欲がなくては意味がないからです。
特別、ひとりでやりたいというこだわりがなければ、
一緒にやりたい人がいないか探すのもいいでしょう。
自分と、似たような思いや、似たような感覚を持った人を探します。
誰とやりたいか?
憧れの人でもいいです。
そして、一緒にできることはないか?
手伝えることはないか?
手伝ってもらえることはないか?
考えてみましょう。
もし、ひとりでやるより、組んでやる方がワクワクできれば
そちらの方は良いのはいうまでもないことです。
もしそれができればビジネスの組織構想につながっていきます。
以上が、「棚卸し」から「強み」として抽出した自分の特徴を「ビジネス化」する要領です。
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