今年になって、フリーランスが激増しました。
一昨年の消費税増税で消費が落ち込んでいたところに、昨年から発生した、
コロナウィルスの蔓延が続き、経済が停滞しています。
社の事情で、やむにやまれず、フリーになった方は多いと思います。
「起業」の情報が求められ、そのために提供される情報が増えてきました。
直近、棚卸しに関したブログを 3本、出しましたが、
起業の手始めは「棚卸し」「強み発見」が定番です。
今回は、「強み発見」がテーマですが、最もわかり安くまとめました。
これは誰にでも必ず「強み発見」ができるブログとなります。
目次
「棚卸し」と「強み発見」
■「棚卸し」と「強み発見」
「棚卸し」も「強み発見」も、生活、仕事が順調な時に行うことは少なく、
何かしら生活の岐路に立つとか、悩み、迷いがある時に行います。
今の自分をもっと変えたいという動機で、過去の中に何か、
今の自分の閉塞を打ち破る進歩の宝が眠っていないか探します。
そして、これから「どう生きていくか?」といった、
大きな「人生の視点」で考える場合と、
とりあえず、これからどんな仕事をしていくかという
「ビジネス選択」のふたつのパターンがあります。
そして「ビジネス選択」に関しても、
どんなタイプの職業が向いているかという「適正」を探ることと、
高い「競争力」が持てる仕事選びの、ふたつに別れます。
適正に関しては、さまざまな職業テストがありますので、それは別途触れます。
「棚卸し」も「強み発見」もほとんどの場合、最後は競争力の高い「ビジネス選択」に行きつきます。
「棚卸し」の段階では、まだ具体的に職業を決定することはなく
「棚卸し」で得た材料をもとに「強み発見」を行います。
「強み」の原点「得意」
■「強み」の原点「得意」
これをスムーズに見つけることができたら「強み」探しは順調です。
子供のときの棚卸しの中から、
得意だったこと、
誰かに褒められたこと、
誰かに勝ったこと、
賞を取ったこと
などを抽出します。
それが好きなことだったらベストですが、
当時、好きでなかったことでも結構です。
好きでなかったから、
忘れていたのかもしれません。
今ならどうでしょう?
多くの人に役立てることができれば
好きになるかもしれません。
「強み」の原石「好き」
■「強み」の原石「好き」
ほとんどの方の場合、子供のとき方
何かしら「好き」だったことが見つかるはずです。
もしそれを「強み」に入れてなかったら、
それは人と比べて特に秀でてなかった、
つまり好きだけで「得意」ではなかった。
下手だったと思うとことでしょうか。
例えば絵を描くのは好きだったけど
他の人と比べて下手だったと思っている。
サッカーは大好きだったけど補欠だった。
しかし、その「好き」だったことを
嫌がらず、面白がってやれたのです。
それを「強み」と認定してください。
その「好き」だったことを
たくさん並べると、
新しい自分の「強み」が見えてくるかも
しれません。
もちろん過去ばかりでなく、現在、
「好きでワクワクすること」をたくさん書いてみましょう、
それをしていると、あっという間に時間が経過することです。
料理でも、ゲームでも、釣りでも、スポーツでも、映画鑑賞でも、、。
好きで情熱が湧くことの中に、強みビジネスの原点がある可能性が高いです。
「好き」には、ビジネスの成功に欠かせない条件が入っています。
成功に欠かせない条件とは、まず、始めることと続けることです。
多くの人が起業をしてもぅまくいかないのは、続けることができないからです。
最初は、勢いに任せてス タートできても、成果が出ないと
すぐに精神的にきつくなってやめてしまいます。
儲かりそうであろうと、嫌いなこと苦手なことには関与せずに、
自分が好きでワクワクすることを優先します。
そして「お金をもらえなくてもやりたい」ことをぜひ考えてみてください。
「強い違い」の発見
■「強い違い」の発見
「得意」「好き」が見つかっても見つからなくても
「強い違い」をピックアップしてください。
強みは、生まれつき先天的に持っているか、後天的に身についた、
あるいは身につけた、能力、特徴、個性、性格です。
「強み発見」が目的ですから、
周囲と比較して
「強い能力」
「強い特徴」
「強い個性」
「強い性格」ということになります。
これらを代表して見つけやすく定義すると、
「強い違い」ということになります。
双子であっても、別々の環境で育てられると違いが生じます。
誰にでも周囲と性格の違いがあるということに関して、
疑問を持つ方はいないでしょう。
兄弟でもぜんぜん違いますよね。
それに具体的に気がつき、言語化することが、最終的な「強み発見」を実現させます。
まず、強みが見つからないと悩んだ場合、
とりあえず強くなくていいので「違い発見」に取り組むと、
スムーズに入って行きやすいです。
強み探し活動の弊害のひとつに、自分の「強み」探しに悩み、発見できないので、
「資格漁り」してしまう方が多いことです。
知識や技能を習得すること自体は素晴らしいのですが、
ビジネスという観点に結びつけるのなら、
授業料よりも貴重な「時間」を使ってしまうことが、
ほとんどマイナスになります。
「強み探し」ではなく、まず「違い」を揃えましょう。
そこから「強い違い」へ。
さらに「強み発見」に「違い発見」を加えても、落とし穴があります。
それは、「強み」ばかりを探し、また「違い」を探しても、
「弱み」はどんどん無視するか切り捨ててしまうからです。
「弱み」の発見
■「弱み」の発見
「弱み発見」も大事です。
実は「強い弱み」が「強い強み」に転化できる場合があるのです。
それは「リフレーミング」というもので、枠組み、つまり、定義、解釈、観点を変えることで、
短所を長所に転換することができます。
最初から「強み」を探すのでなく「違い」発見から入り、
そしてさらに「強い違い」を探すのですが、
その違いのなかに「弱み」を発見し、それを強みに転化できれば、
結果的に多くの「強み」を揃えることができます。
ほとんどの場合、いきなり「強み」のみ探すのはお勧めしません。
悩むことが多いからです。
しかし「あなたの弱みを言ってください」
と言われたら、話せるのではないでしょうか。
自分の弱みがわからない場合は
「あなたの悩みを言ってください」と聞かれたと想定してください。
その悩みの中に、弱みの種を見つけることが出きます。
誰でも必ずいくつかの悩みや問題を持っているものです。
すでに克服した事柄を含め、書き出してみます。
赤面症、引きこもり、いじめられていた、人前で話すのが苦手、なまり、どもり、
頭が悪い、太っている 振られてばかり、、
そういった状態に悩み、感じ、見つめた経験の中に、強みビジネスの原石がある場合があります。
あなたが何かの悩みや問題を抱えていて、誰かに助けてほしいとしたら、
同じ悩みを持ち、それを克服してきた人と話をしてみたいと思わないでしょうか。
「弱みとコンプレックス」を書き出す項目
1 これだけは人に話したくないこと
2 思い出しただけでも怒りがわいてきたり、悔しくなること
3 思い出しただけで悲しくなつたり、不安になること
4 人を見て拒否反応を起こしたり、嫉妬心がわくこと
「弱み」も「悩み」もまったく思いつかない人は、「強み」みだらけの自信家です。
その場合、強みが弱みになってしまうこともあるのでご用心です。
「普通」に出来た事を見つける
■「普通」に出来た事を見つける
しかし、ここで「強い違い」も「弱み」も見つからない時はどうするか?
この時は、一度、周囲との違いを捜す、比較はやめます。
「弱み」判定も周囲との比較の結果です。
自分の中の「普通」を考えてください。
それは普通に「できること」「できたこと」です。
そして、努力しなかったことであることが大事です。
努力した結果ではないですよ。
「努力しなかったことが大事」とはあまり聞かないでしょう。
努力して、何かができるようになり、
人から秀でたら、すぐ「強み」として認識できます。
しかし、さして努力しなかったのに、普通にできてしまったことはありませんか?
普通なんだから「強み」にならないと思うでしょう。
社会で競争力を持った「強み」は、かなり努力して磨かれたものですので、
正確には、普通に簡単にできたことは
「強みの種」といった方がいいかもしれません。
何も努力しないのに普通にできることは、天性の才能です。
その普通が、まったくできない人もいるのです。
その普通にできてしまったことに取り組めば、
どんどん強みに進化させていくことができます。
「強みの種」は
「努力しなくても、出来たこと」。
そしてまた、周囲との比較に戻ります。
「努力しなくても、他人より出来たこと」です。
人を見て「どうしてこんなことができないのだろう?」
と不思議に 思つたことはありませんか?
「周囲との比較」を意識するのは、メンタル管理では良いことではないとされますが、
ビジネスではライバルと比較するのは普通です。
ほとんどの小学校教育から、スイスイできる長所を伸ばすのに時間を割くより、
弱点を補強することを重視します。
(私立の特別教育は別です)
平均的で確実な人間を育てるためです。
親や教師は、簡単にできたことを褒めはしますが、
できないことに取り組ませることの方が多いのです。
努力の大切さを教えることも大事なので、スイスイできたことばかりさせるのは、
本人のためにならないと考えてしまうのです。
そして周囲から、できなかったことを努力してできるようになり「凄い!」と言われると、
本人も嬉しいものです。
しかし、何も頑張らないのに、できたことを褒められても「ポカン」としてしまいます。
努力の結果ができたことは、周囲も本人も感動します。
努力の結果でないものに、周囲も本人も感動しません。
そんな複数の理由で、本人が普通に簡単にできたことは、意識の表面に登りにくいのです。
意識してみましょう。
ただ、努力の結果できたことに価値がない、それは「強み」ではないということではありません。
もちろんそれも「強み」です。
そしてそれは、結構、簡単に発見しやすいということです。
棚卸しを終えていれば、その文章中から、
これまでの人生で自分がうまく簡単に出来たことをピックアップして書き出しましょう。
何気ないことでいいのです。
例
・お母さんの料理を見ているだけで覚え、すぐスイスイ自主的にやるようになった
・なぜかいつも宴会の幹事をやっていて、毎回盛り上がった
・ヤバくなった時、最後に必ず誰かが助けてくれた
マインドマップ
■マインドマップ
「強み」多く見つかった方がいいのですが、この段階で、「強み」「弱み」「違い」
「普通にできる」ことなどが、多くピックアップできているかもしれません。
そのままではなく、最終的にどれも「強み」に発展させていき、できないものは捨てないとなりません。
現在の「強み」「弱み」「違い」「普通にできる」ことの、おのおのの関係性を整理し、
「弱み」を「強み」に変えたり、「違い」を「強み」に変え、リフレームさせていくのには、「マインドマップ」が便利でお勧めです。
自分の円を中心に書き、そこから周囲に、家族、友人、仕事、趣味、サークル活動、性格などの円を書いてつなげ、
またおのおのの円から、いくつかの要素をまた枝分かれさせて行きます。
自分が多くの「強み」を持って、どう関わっていくのか視覚化でき、明確になるでしょう。
未来の強み
■未来の強み
それでも強みが見つからない場合です。
これまでの「強み」探しは過去からでした。過去になければ、、
未来に作りましょう。
未来の自分の強みとして、絶対に今できないことを、未来にはできるとして自分の強みとします。
未来にはできている、それが、自分の強みだ!
そう考えることができるのが、自分の強みと考えるのです。
そして、やりたいことが、1年から3年後の未来にできているとして
今はどうあるべきか。
ただ、今できなくても、未来にできることは、寝ても覚めてもやりたいことか?は大事です。
ボンヤリ、「そうなったらいいな」程度の思いでは「未来の強み」になりません。
実現計画発見方
■実現計画発見方
時間がかかりますが、強み発見の精度が高い方法があります。
半年後や一年後における計画を書き出します。
目標ではありません。計画です。
たくさん書き出すのが、たくさん「強み」を見つけるコツです。
目標は、漠然とした希望を含みますが、計画はそこに向けての行動スケジュールを「未来の事実」として記録します。
旅行計画表と同じです。
半年後に、ヨーロッパ旅行に行くと決めて、チケットを予約し、細かいスケジュールが決まったら、
もはや「ヨーロッパ旅行は私の夢です。目標です」とは言いません。
まだ、出発は先なのに、「ヨーロッパ旅行は私の夢でした〜」と過去形になります。
もともと夢、目標だったものが、計画を終え、申し込んだ時点で、
内面では目標がかない、事実化されてます。
そして、書いた計画は半年後や一年後以降に開いて読んでみます。
多く計画してあれば、その中で計画通りに実現していることと、していないことがあるでしょう。
実現していることが強みです。
強みを外から見つけてもらう方法
■強みを外から見つけてもらう方法
棚卸し含め、これまでのやり方は、自分一人でデスクに向かう時間が長いので、もっと早い方法があります。
人に聞くことです。
(棚卸しの「ジョハリの窓」は人に聴きますが例外)
多方面フォーカスチェンジ
多方面フォーカスチェンジ
身内以外から方から、個性、特徴をヒアリングし、ポジティブフィードバックをもらいます。
棚卸しで、数値化された、実績、経歴、職歴、学歴などはありませんか?
もし数値化していなかったら、まとめてみてください。
他人の目から見て驚かれる数字はありませんか?
またそれまでに仕事をしていれば、
意識して「努力」していないのにお客さんに「よく褒められた」ことはありませんか?
また、多くの人に「他の人には難しいのに、私が簡単できているように見えることはなんですか?」
と聞いてみます。
これで、数多く言われたものが、強みである可能性が高いです。
数が必要なので、30人~50人にはインタビューします。
数が多いですが、これは、家族、友人はもちろん、
初めて会って話した人まで含むのでなんとかなるのではないでしょうか?
初対面の方からの、第一印象の有利確認は、とても大事です。
ただ、お世辞かどうか、見極めなければなりません。
コーチングを受ける
コーチングを受ける
コーチングは、その本人に新しいスキルを授けるのではなく、
本人に眠る能力を引き出します。
強み発見に、一人で考え悩むよりはるかに早いです。
アドバイスへの注意
アドバイスへの注意
ポジティブフィードバックにしても、コーチングにしても、人からのアドバイスですが、
注意しなくてはならないのは、聞いた時に素直に受け入れられない場合が多いことです。
それは、自分にとって、普通で平凡で当然のことを、強みと言われても感動しないからです。
本当にそんな程度のことが、自分の強みなんだろうか?
しかし、ひとりで、強み発掘作業をしていると、
自分で無視してしまうことを言ってくれるのだから、貴重です。
また、自分でコンプレックス、弱みだと思っていたことが、強みと判定される場合もあります。
しばらく受け入れられないのは、やむおえないかもしれませんが、最終的に、素直に受け入れましょう。
「強み」をウェルビーイングに
■「強み」をウェルビーイングに
一般に出回るシンプルで定番化された「強み発掘法」より、
多くの方に役立てていただけそうな観点を、多数提示しました。
「強み」を生かしたビジネスで成功し、多くの人たちのやくに立ち、喜んでもらのが、
人にとって最も幸福であり、ウェルビーイングです。
棚卸しに続いて「強み」を発見し、活かすのに、役立てていただけたら幸いです。
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