「無形資産」の棚卸し
■「無形資産」の棚卸し
「無形資産」の棚卸しをご紹介します。
これはかなり本格的かつ具体的な、人生&ビジネス&Well being開発のための「資産」として確認しやすいものです。
この自己棚卸しは、大きな自信と希望になると思われます。
「無形資産」を大きく取り上げたのは、
リンダ・グラットン教授とアンドリュー・スコット教授 です。
著書『ライフ・シフト』の中で、
「お金より大切なものは 無形資産である」と述べています。
その無形資産は、打ち立てた成果の資産だけでなく、継続的な学びの習慣、
定期的な運動と食生活に気をつける健康習慣、友達や家族との良好な人間関係の維持など、心身ともに豊かな生活も含みます。
持続的な幸福、Well beingに似ています。
「無形資産」は遺伝的な要素は除外するそうです。
あくまで後天的に、努力よって獲得されるものです。
「無形資産」は三つに分類されます。
(1)生産性資産 (2)活力資産 (3)変身資産
です。
生産性資産
生産性資産
具体的に生産を上げるので、 所得を上げる確度を高めます。
例えば、プログラミング、語学、デザイン力、ライティング力など。
すでに得ているののは、当然、現在の生産性資産です。
また、生産性資産を増やすということは、常に学び続けるということですが、増やすうえで見逃せないポイ ントが2つあります。
1つは、「いつ」身につけるのか
もう1つは「どの種類の」生産性を身につけるのかです。
これまでは、大学を卒業すると、学ぶことをやめ、生産性資本を増やすことは できませんでした。
またプログラミングや語学は、授業料を払えばすぐに習得できるわ けでもありません。
お金を投じるだけでなく、結構な時間をかけなければ資産化すること ができません。
もし、お金と時間をかけてその資産を増やす意思があるならば、それは未来に得られる「自己棚卸し」となります。
そのため、どのタイミングで「どの種類の」の技術を資産化するため、お金と時間の投資をするのかが重要です。
無理のない範囲で集中的に継続することが生産性資本を蓄えるカギになります。
活力資産
活力資産
肉体的・精神的な健康と、幸福感から形成されます。
心身の健康な状態は、何もせずに維持されるわけでなく、マインドのコントロール技術、
適切な食生活や定期的な運動を重ねて活力資産として形成されます。
そして健康な心身を維持しながら、良好な人間関係を構築しています。
生産性資産は、ビジネスとの結びつきがわかりやすいですが、活力資産はビジネスにはあまり意識されません。
しかし、豊かな人間関係を含む活力資産は、ある意味、生産性資産よりビジネスに有効な場合もあり
、活力資産に自信があれば、それを意識してビジネスに活用する意識が大事です。
変身資産
変身資産
人生の途中で、変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力を意味します。
この変身資産は、リンダ・グラットン教授らの、最も独創的でカギとなる考え方です。
同時に、無形資産の中でも最も大切かつイメージしにくいのが、この変身資産です。
人間というのは年齢を重ねると、どうしても生き方や働き方の形が固定されていきます。
日々の行動や考え方を変えない方が、何事もなく無難に進んでいくような気になり、変わらないことが安定で良いと思ってしまいます。
しかし、変わらないことによる安定には、大きなリスクが潜んでいます。
なぜなら、変わらない日々の中では、変身資産が蓄積されないからです。
世の中が常に変化していく中で、自分が変われないのは、所得維持の面でも、幸福感の面でも危機をはらんでます。
幸福感のキーになる「フロー」は、常にスキルアップする姿勢があってこそ維持されます。「フロー」のない人生に真の幸福はありません。
資産の種別 |
資産蓄稂をもたらす主要内容 |
資産蓄積をもたらす要素 |
生産性資産 |
所得を増やすのに役立つ資産 |
スキル、知識 |
活力資産 |
肉体的•精神的な健康と幸福 |
健康、友人、パートナー、家族i |
変身資産 |
自己を変身させる意思と能力 |
自己理解、外部人的ネットワーク |
無形資産を金融資産に
■無形資産を金融資産に
まず、資産というものは、有形資産と無形資産の2つがあると認識します。
過去に獲得した無形資産を棚卸しした上で、さらに何をどう蓄積していくのか、そして、どう有形資産に変えていくか。
豊かに生きる人生設計を立てていくことができるようになります。
それには、変わらないことで得られる目先の安定ではなく、変わり続けることで変身資産を形成することが大事です。
フローと同じで、無形資産保持、その状態自体が、幸福で価値があるのですが、
それだけでなく、さらに人生を幸福に過ごすための、有形の金融資産の形成の手助けをします。
無形資産の充実は、これまでの、仕事と家族、仕事と余暇のように、
稼ぐことと稼がないことを分けてきた価値観が変わり、幸福感、充実感を感じながら稼げる、
素晴らしい時代が到来してきているのかもしれません。
おのれのキャリア形成を、所属企業に委ねる時代から、人生もビジネスも自己責任で開発、開拓していく時代に変わりました。
企業もそれを望んでいます。それがプロティアンキャリアです。
無形資産の棚卸し
■無形資産の棚卸し
過去に過ごしたキャリアのなかで、どんな生産性資産、活力資産、変身資産を
形成してきたのか整理できる棚卸し表を添付します。
この無形資産管理の表を作成することで、今後のライフプランを構想できるようになります。
あるキャリアの時期に、金融など有形資産が増加していても、
無形資産が増えていないのであれば、長寿時代を生き抜くうえでは不安です。
逆に金融資産が少なくても、無形資産が豊かであれば、幸福度が高くなります。
無形資産の形成を続ければ、 いずれ有形資産の獲得できることも期待できます。
過去のキャリアで築いてきた、スキル、経験、人脈、習慣などを、
三つの「無形資産」に分類、整理する棚卸しを行うことで、
「無形資産」をビジネスに展開し、さらに金融資産に結びつける計画を立てることができます。
それは、起業後の大きな武器となるでしょう。
無形資産の構成
■無形資産の構成
資産の種別 |
資産蓄積をもたらす主要内容 |
資産蓄稂をもたらす要素 |
生産性資産 |
所得を増やすのに役立つ資産 |
スキル、知識 |
活力資産 |
肉体的•精神的な健康と幸福 |
健康、友人、パートナー、家族 |
変身資産 |
自己を変身させる意思と能力 |
自己理解、外部人的ネットワーク |
無形資産の自己分析
■無形資産の自己分析
資産の種別 |
20代~30代 |
30代〜40代 |
40代~50代 |
生産性資産 |
|||
活力資産 |
|||
変身資産 |
注:「プロティアンキャリア」田中研研之輔 日経BPより
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幸福人生・Well beingに向けての自己棚卸し
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